早稲田大学法学部 西口ゼミのホームページ

活動方針

「社会の多方面に通用する論理性、妥当性、人間力を磨いていく」
 法曹、民間、公務員…多方面で活躍するOBがいる西口ゼミも今年度24年目を迎えます。西口ゼミは和気あいあいとマイペースに活動しておりますが活動の場は学内に収まらず、他校ゼミ、近年では国際交流まで!!今年度も例年のように普段の授業では先生の口癖である「論理性、妥当性、人間力」を磨きつつ、各々の力を発揮できるような舞台を作っていこうと思います。

活動内容

 西口ゼミの活動内容です!西口ゼミの主な活動内容は、毎週行っている「重要論点シリーズ」です。 それに加えて、3年春学期に行われるゼミ合宿で「ネゴコンペ」、3年秋学期には、これまでの集大成として「模擬裁判」が行われます。 また、学内の活動以外では、企業見学やインターンシップにも積極的に参加しています。 2010年度からは、OBOG会や京都学園大学との合同ゼミも開催されるようになりました。
  それでは、それぞれの紹介をしていきたいと思います。


●重要論点シリーズ●

 2年生の秋学期から3年生の春学期にかけては、民事訴訟の重要論点について学んでいきます。 班をローテーションで回していますが、ディベートでは2班が担当することもあり、2週に1度は自分たちの番が回ってきます。 この重要論点シリーズの最終目標は、3年生秋学期に行う模擬裁判です。 内容としては、民事訴訟法の1つのテーマにつき、(1)「研究発表」(2)「ディベート」(3)「論文添削orインタビューレッスン」の順で研究を行うことをテーマを変えて繰り返します。 西口ゼミにしては珍しく(笑)法学部っぽいことをやりますが、先生が目的を明確にして指導してくださります。

(1) 研究発表
 与えられた民事訴訟法のテーマについて、発表及び質疑応答を行います。 発表は、PowerPointを用いて発表を行うので、プレゼン(発表)能力を身に付けることを目的としています。 テーマ発表から1週間しかないので、その中でいかにレベルの高い研究を行えるかが、西口ゼミ生の力が試されるところです。

(2) ディベート
 研究発表で扱ったテーマについて、ディベートを行います。 西口ゼミで行うディベートは、一般に行われているディベートと違い西口先生による工夫が加えられています。 相手を説得しなければならないので、論理的・多角的な思考や、対人での話し方を身に付けることを目的としています。 採点は、ディベートを行っていない同期生や上級生、ゲストの方が行います。

(3) 論文添削orインタビューレッスン
 最後は、論文添削かインタビューレッスンのどちらかになります。 論文添削は、与えられたテーマ(研究発表のテーマ)についてA4用紙3枚程度の論文を書きます。論文添削では、文章の書き方について特に詳しく学びます。 添削は、西口先生本人が行います。インタビューレッスンは、テーマに沿った事例が出され自分の立場を決めた上で、西口先生と1対1で質疑応答を繰り返します。 先生と質疑応答を行うので緊張しますが、論理的に話す力を身に付けることを目的としています。


●ネゴコンペ(模擬企業間交渉)●

 西口ゼミの特色ある活動内容の1つとして挙げられるのが、ネゴコンペ(模擬企業間交渉)です。
レッド社とブルー社や、ネゴランド国と言ったように、仮想の国や会社を設定し、その設定に基づいて、何らかの共同事業について話し合い、互いの主張を受け入れあいながら合意を目指します。 お互いが知っている問題文と資料以外に、相手が知らない自社だけの「機密情報」があるので、それを踏まえてお互いに交渉の戦略を組み立てる面白さがあります。 本物の大会は、「インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティション」と呼ばれ、毎年12月に上智大学にて行われます。 住友グループが後援していて、東大京大上位私大オーストラリアの大学等、非常にレベルの高い大会です。 審査員も、裁判官や各種実務家等、有力者が揃っています。 早稲田大学からは、国際取引法の久保田ゼミさんが大学を代表して出場しています。
 西口先生が大会の審査員を務めている縁で、数年前から他大学との合同ゼミの際に実施しています。 班内で副社長や法務担当、経理担当等の役割を決めたうえで、交渉方針についての話し合いや担当論点のリサーチ等の準備を重ねます。 法学部のゼミでありながら法律とはあまり関係のないことですが、非常に実務的で内容も面白いです。2015年度は国際的なM&Aがテーマでした。 このネゴコンペが西口ゼミを志望する決め手となったゼミ生も多くいます。


●模擬裁判●

 3年生の秋学期には、これまでの集大成として模擬裁判を行います。 これまでのゼミ活動で積み重ねてきた「発表能力」「論理的に考える力」「相手を説得する力」「文章を書く力」「コミュニケーション力」「班でのチーム力」といった全ての力が試されます。  西口ゼミの模擬裁判は、よく行われるような予め筋書きの決められた模擬裁判と違い、限りなく本物の裁判に近い形で行われます。 異なる点といえば、収入印紙がないことや裁判所への提出が郵送ではないことぐらいです。裁判所担当になった班は、判決も自分たちで判断して1から書かなければなりませんし、実際の裁判所がどのように機能しているかを体験することになります。 人証調べ(集中証拠調べ)を法学部法廷教室を借りて行います。


●課外活動●

 西口ゼミは「アクティブ」を謳うだけあって、ゼミの内容だけでなく、合同ゼミや企業見学、各種インターンに講演会等の課外活動にも積極的です。 課外活動を通じて、人との関係を広めることができることも、西口ゼミの大きな魅力だと思います。

(1) 合同ゼミ
 2015年度は、10月に金沢にある北陸大学の胡先生のゼミとディベートを、11月には関西大学のカライスコス先生のゼミとネゴシエーションをしました。また、12月は高崎経済大学の金光先生のゼミともネゴシエーションをしました。また、北陸大学との合同ゼミの際には金沢を、関西大学との合同ゼミの際には京都と大阪を観光しました。

(2) 企業・弁護士事務所訪問
 西口先生が幅広い人脈をお持ちなので、企業や弁護士事務所を訪問します。 ここ数年では、2年生の皆さんがゼミに入ったらすぐに、国内最大の法律事務所である「西村あさひ法律事務所」や、「JT(日本たばこ)」を訪問しています。 ゼミ生の希望があれば、西口先生が手配してくださります。過去には、「トヨタ自動車」「Panasonic」「NEC」「住友化学」「三菱商事」等を訪問したこともあります。 また、秋学期には「朝日新聞社」を訪問します。 ただ訪問(実際に働いている現場を見学させて頂きます)するだけではなく、社員さんの前で研究発表を行い、講評を頂きます。 2013年度には、「新聞について学生の意識調査」というテーマで行いました。

(3) インターンシップ
 夏休みの間は、議員事務所や法律事務所でのインターンシップが積極的に行われています。 特に西口先生が紹介してくださる弁護士事務所のインターンは、大規模な法律事務所から比較的小規模な事務所まで、法曹志望のゼミ生が多く参加しました。 教科書で見たことのある書面を実際に見ることができたり、会議を見学させてもらったりすることができ、非常に充実したインターンシップであったとの声が多数あります。
 議員事務所でのインターンも、他ではできない貴重な経験をすることができました。 2010年度には、岡山県に行き江田五月法相の選挙をお手伝いし、夏休みにも岡山県(議員さんの地元)でお手伝いをしました。 その縁で、国会見学では国会議事堂内の食堂で会食をすることもありました。

(4) その他、楽しい催し
 もちろん、遊び系(?)のイベントもあります!
・卒業旅行:オーストラリアやハワイ、韓国、九州等、国内外を問わずにゼミ生で企画して行きます!
・甘いものツアー:2年生の皆さんの歓迎会を兼ねて、甘いものしか食べられない(笑)甘いものツアーを行います♪
・屋形船:弁護士の先生方等と屋形船で夏を楽しみます。
・冬合宿:正式なイベントではありませんが、有志でスキーやスノボをしに行きます♪
・電撃ツアー:有志でディズニーランドや富士急ハイランドに行った他、熱海に宿泊旅行にも行きました♪


年間スケジュール

※以下は2015年度のものです

4月

3年生 模擬裁判開始

6月

新2年生ゼミ選考

3年生 模擬裁判終了

8月

3年生 台湾合宿

10月

2年生 重要論点シリーズ開始
     ディベート(@北陸大学)

3年生 街づくり提案(@北陸大学)

11月 2年生 ネゴシエーション(@関西大学)

3年生 ネゴシエーション(@関西大学)
12月 2年生 ネゴシエーション
     (@高崎経済大学)
OBOG会

 

この他にも、選挙のお手伝い、専門家との屋形船や花見など、タメになるイベントに毎月自由に参加できます。